文章を書くことが苦手な人のための小論文の基礎~小論文で合格点を取るために~

 

小さいころから作文や読書感想文など文章を書くのが苦手・・・どうやったら書けるの?

 

:   目 次   :

①短く区切って書く
②好奇心で勝負
③着眼点で勝負

1:短く区切って書く

小論文指導をしている際によく聞くのが「文章を書くのが苦手です」という意見。確かによく分かります。小学校のころから作文は課題として出される時に書いてきたけど、賞を取るなんてことはないし、長い文章を書くのも苦手だし、書いてるうちに何を書いているのかよく分からなくなってしまったけど、なんとか文字数を稼いで提出。そういったところでしょう。で、同じように小論文も苦手だと。こういった人に多いのが「長い文章を書くのが無理」と「何を書けばいいのかよく分からない」の2つです。

こういった人は「短い文章」で「決まったこと」を書くようにしていけばいいのではないでしょうか。小論文に限って言えばそんなに長くないですよね(800字とか1200字とか)。これで長いと思った人もご安心を。練習を積んでいけば、小論文ではいくつかの段落に区切っていき、書く内容もだいたい決まってくるということが分かってきます。そうなればこっちのものですよね。

長い文章を書くということが苦手な人こそ「短い文章」で「決まったこと」を書けるように練習を積んでいきましょう。

2:好奇心で勝負

小論文試験で高得点をとるには「その分野に対する好奇心」を持っているかということも重要になってきます。いくら文章的にいい小論文が書けたとしても、それは文章力が高いということだけになってしまいます。文章力が高いに越したことはないのでしょうが、他にも文章力が高い人はたくさんいるはずですし、文章力を上げるのには時間がかかります。ですから文章力を上げることに時間を使っていては内容が乏しい文章になってしまうだけで、それでは高得点を得ることは難しいでしょう。

ではどうすればよいか。それは「その分野のこと」を多く知っておくということです。それができれば小論文の中でその分野に関連した話をすることができるようになりますから、必然的に「好奇心を持って日常生活を送っているんだな」という評価を得ることができるようになります。

小論文の勉強の一環として「その分野に関する情報」を集めてみるといいのではないでしょうか。これを行っておくことにより面接試験もセットになっている場合の対策にもなりますから一石二鳥ですよ。

3:着眼点で勝負

 着眼点という観点で勝負するという手もあります。文章力が高いということ。好奇心が高いということを見せていくという以外にも着眼点の良さというものを見せていくというのもひとつの手ではないでしょうか。

かといっても「どうすればいいの?」というのが実際のところではないでしょうか。小論文指導をしていてもよく言われることです。確かにこれはすぐにできることではないですから、ある程度の訓練は必要になってきます。いろいろな方法が考えられるのですがここでは二つの方法について説明します。まず一つ目は「今までに触れてこなかった分野に触れること」です。今までは自分の興味のあることの中で生きてきたはずですから、あえて違う分野の中に入ってみることによって違った観点が見えてくることもあります。二つ目としては「一つのことに対して出た考えに加えてもう一つだけ別の考えを出してみる」ということです。あえて違う考えを出すことを行っていくことにより、自分の考えの幅が広がっていき、それが着眼点の多さにつながっていき、小論文にもそれが生かされていくことになると思います。

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大学入試で小論文が必要だが「作文が苦手だった、そもそも文章を書くことが苦手」「そもそも小論文って何?」「どうやって勉強すればいい?」などといった話をよく聞きます。当所ではそういった疑問はもちろんのこと、「その人にあった小論文のスタイル」を身につけてもらうことにより、多くのタイプの問題に対応できる力がつくようになり、小論文が劇的に書きやすくなるようにします。そうして多くの方の小論文入試を成功に導いてきました。