文章力がないと考えている人のための小論文の基礎

作文も読書感想文もいつもテキトー・・・賞も取ったこともないのにどうすればいいの?

:   目 次   :

①文章力がない
②文章力以外で勝負
③論理構成力を上げよう

1:文章力がない

たまに聞く疑問です。確かに長年培ってきた文章力なんてそんなに簡単に上がる訳じゃないし、作文コンクールで賞をもらう人はいつも同じ人。そんな経験がみなさんあるのでしょうね。確かにそういう人がいるのも事実です。小論文を書いてもらうと「すごい」文章を書いちゃう人。筆者の同期にいるんですが、作文コンクールでは入賞が当たり前、大学も大学院も小論文だけで入ったようなものだって言ってます。(確かに大学院の入試では1位だったそうです)

しかし、そういった人は筆者の経験から言うと数百人に一人。そういう人に共通しているのが、小さい頃から本に囲まれて生活してたということ。おそらく、多くの本を当たり前のように読み続けたことにより、多くの「いい文章」が身についているのでしょう。あとは(その同期に聞いたのですが)「たくさん本を読んで、その世界に入り込んで遊んでたからなあ…。そこで思考力とかいろいろとついたんかなあ…。」なんて言っていました。

こういった人に文章力で勝つのはまず無理でしょう。しかしながら、入試の合格定員は1人ではないはず。ではその枠に滑り込むにはどうするのか。ここで戦略をたてましょう。文章力は先ほどから言っているように(数ヶ月といった)短期間では難しいでしょう。ですから文章力以外に焦点を絞って、その部分を思いっきり上げていくという戦略はいかかでしょうか。

2:文章力以外で勝負

「文章力が高い人は小さい頃から、そうなる環境にいた」ということなので、「文章力では勝てないので他の要素で高得点を取って合格しよう」ということです。

では他の要素って何でしょう。いろいろな評価方法がありますが、まずは受験先が必要としている人材だということが読み取れるようなもの。これを目指してみましょう。受験先が求める人材っていうのはHPなどに書かれていることが多いですし、「アドミッションポリシー」とか「求める学生像」なんて項目でページ内検索をかけてみるとすぐに見つかります。ここをよく読んで、例えば「自ら進んで…」なんて書かれているようであれば、そういった人物だということが分かるように書いていくのもいいのではないでしょうか。

あとは論理構成をしっかりとする。これも高得点を狙うには必要なことです。文章力が高くないと思っている人はこういった「求める人材にあった内容」で「論理構成をしっかりと」書くということを頭において勉強していくと高得点が取れる小論文が書けるようになってきます。

3:論理構成力を上げよう

  ところで、「論理的」ってなんでしょう。なんとなく分かるような分からないような・・・。これを調べると「順序だてて・・・」。まだよく分からない・・・。というわけで今から少し「論理的に考える」訓練をしましょう。例えば、あなたが今、親に買ってほしいものがあると思いますが、それを思い浮かべてみてください。

いいですか、ではそれをどうお願いしますか?

(自分:○○○・・・)

当然、反対されますよね。
(親:○○○・・・)

ではこの反対意見に反論してみてください。

(自分:○○○・・・)

OKが出ました!
ざっとこういうことです。”自分の言いたいこと→反対意見→論破”のように順序だてて説明していき、相手を納得させるような形をとっていくことが論理構成力を上げていくことへの第一歩となります。

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大学入試で小論文が必要だが「作文が苦手だった、そもそも文章を書くことが苦手」「そもそも小論文って何?」「どうやって勉強すればいい?」などといった話をよく聞きます。当所ではそういった疑問はもちろんのこと、「その人にあった小論文のスタイル」を身につけてもらうことにより、多くのタイプの問題に対応できる力がつくようになり、小論文が劇的に書きやすくなるようにします。そうして多くの方の小論文入試を成功に導いてきました。