シンプルな小論文の構成のつくりかた~小論文で合格点を取るために~

 

書くことが思いつかなくて文字数が足りず・・・他の課題で書いたらこんどは文字数オーバー。どうすればいいの?

 

:   目 次   :

①文字数について
②構成を作りましょう
③たくさん練習しましょう

1:文字数について

これについてはそんなに難しいことはなく、「多すぎず少なすぎず」です。○○○字程度とあれば、それの90%~110%。○○○字以内とあれば、それの90%~100%。これを守ればOKです。

ただ、小論文添削をしていてよく見かけるのが、 最後に付け足した感が満載なもの。最後の数行だけが「浮いている」感じがします。多くの小論文を見ているとよく分かるようになってきます。書いているうちに書くことを使い切ってしまい、最後の文章に到達してしまう。でも明らかに文字数が少ない…でなんとか数行付け足して…見た目上はなんとかなった。こういったとこなのでしょう。でもこれではやはり「付け足した感」がどうしても出てしまいます。

これを回避するにはやはり構成段階できちんと文字数にまで気を配っていくことでしょう。

2:構成を作りましょう

小論文の指導をしていてよく見かけますが、いきなり原稿用紙に書き始めちゃう人。
思い当たる人いるんじゃないでしょうか。そして文字数が少なすぎる状態で書き終わってしまう。もしくはオーバーしてしまう…。または書いてるうちに、何書いているのか自分でも分からなくなり…。こんな状況になってしまったことがあるのではないでしょうか。

そうならないためにも、構成を作り込んでから書き始めることが大切です。多くの小論文では(字数制限にもよりますが)3~4段落構成にします。まず最初は

1:この小論文で言いたいこと

2:言いたいことの根拠

3:それに対しての想定される反対意見

4:(3を論破した上での)結論

それぞれの段落で①何を書くか②それらを何文字程度の配分にするか。こういったことまで決めておくのが効果的です。で、実際に書くときにはその文字数付近に到達したら次の段落まで書く。そうすればきちんと文字数にまで気を配ったものになるでしょう。

大まかにこれくらい作っておくだけでも十分に効果を発揮するはずです。これで最初に書いたような状況を回避することができるようになります。

3:たくさん練習しましょう

部活(運動系でも文化系でも)というものをやったことがある人には分かりやすいことかと思いますが、頭で分かっていても練習しないと上手にならないですよね。頭で分かったことを何回も何回も練習して上手になっていく・・・。小論文でも(勉強でも)そうですが、実際に練習していかないと上手にはできません。分かった。をできる。にしていかないといけません。そうしているうちに体が覚えていくという状態にもっていく必要があります。

よく見かけるのですが、「小論文ねえ・・・課題文も(一部を除いて)日本語だし、書くのも日本語だから、なんとかなるでしょ。」って思っている人。それではなかなかいい小論文を書くのは難しいでしょう。多くの小論文を見てきた経験から言うと、大変良いものからそうでないものまで、しっかりと点数がつくようになっているんです。ですから、できるだけたくさんの「練習」をして少しでも点数を上げていく必要があります。

書店にいけば多くの問題集がありますので、そういったものを使用してもいいですし、過去問集などがあればそれも利用しましょう。過去問集を使用すれば、「何を受験生に求めているのか」ということも見えてくるでしょうし、それが分かれば対策も打ちやすくなるでしょう。

あとはきちんと添削をしてもらうことも必要かと思います。

 

 

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